当社で働く女性社員を私たちは親しみをこめて「ねじガール」と呼んでいます。

オフィスでも工場でもたくさんのねじガールが、日々実力を発揮し、活躍しています。

2012年、興津螺旋の製造現場に初めて女性社員が配属されました。4年制大学の外国語学部を卒業し、事務職として採用されましたが、入社後の現場研修でものづくりの魅力に惹かれ、畑違いの職場に飛び込みました。

男性の職場というイメージが強いねじ工場で女性が働くのはセンセーショナルな出来事でしたが、今では女性ねじ職人及び技術者は8人に増え、女性の持ち味である「堅実性」「気配り」などが発揮され、会社に欠かせない人材となっています。

もともと当社はねじ製造業としては比較的女性社員の割合が高かったのですが、女性社員が製造現場でも活躍するようになり、現在では全社の女性比率は50パーセントまで高まりました。

女性が働きやすい職場環境や待遇を心がけています。

例えば産休制度。女性にとって出産は人生で最も大切なもののひとつです。産休制度はただ存在していればよいのではなく、実際に活用できるものでなくてはいけません。

当社では産休取得の支援及び、産休明けもスムーズに会社に復帰できるよう、時短勤務など個別の要望にも柔軟的に対応し、産休取得実績を伸ばしています。

また、製造現場においても女性が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

そのひとつがこの長いレンチ。女性の力ではボルトの締め付けが困難だった箇所でも、ロングレンチを使用することで力が加わりやすくなり、作業が容易になりました。小さな工夫を積み重ねることが快適な職場づくりに繋がります。

「女性目線で仕事を見直すことで女性だけでなく男性も仕事がラクになり、年をとっても仕事を続けられる。」これが当社の考え方。

現場で働く女性の意見を着実に吸い上げ、日々の改善に生かしています。