BUSINESS

ねじは素材を「削る」のではなく、「塑性加工」と言って型の中で押しつぶして作ります。技能職員はこれら設備のオペレーションが主な仕事です。興津螺旋は、経験とデータにもとづく独自のノウハウで、コンピューター解析では不可能とされる加工をも可能にしています。
高い加工技術は彼らの誇りですが、当社にはそんな彼らを以てしても一筋縄ではいかないような難しい製品の引き合いが舞い込みます。どうしたら設計通りの製品を作り上げる事ができるのか、試行錯誤することも少なくありません。しかし、諦めずトライアルを繰り返すことで他社にはできない製品を完成させた時、大きな喜びを得る事ができます。

当社の機械加工部門（MMF：Material Machining Factory）は、「金属」や「ねじ」に限らない、あらゆる素材の機械加工を受け持つ先端技術工場です。
NC旋盤、マシニングセンタ、複合加工機（ターニングセンタ）、型彫放電加工機、ワイヤー放電加工機など、百分の一ミリ台の加工精度を持つ各種の工作機械を保有し、高精度の産業機械部品・自動車部品はもとより、金属ねじとは全く製造工程の異なる「プラスチックねじ」、そしてもはや部品のカテゴリーには属さない「治具」や、当社のねじ製造に用いる「圧造・転造金型」などを製造しています。技術職は、CADCAM・NC工作機械を用い、各種金型の作成・再生を行います。プログラムと製品（金型など）双方をそれぞれ作り込むところがポイントで、頭の中に描いたものを形にする仕事です。設備の部品や樹脂製のファスナーの開発も行います。

営業には顧客訪問をする外勤営業職と訪問しない内勤営業職があります。国内の問屋、商社に対し、自社製品の販売活動を行いますが、直接ユーザに対しては、自社製品だけでなく、提携メーカーから製品を仕入れ、これを販売するケースもあります。
全国のお客様を訪問し、ニーズの喚起や提案活動を通じ、販売に結び付けていくのが主な仕事です。

品質管理は工程内及び製品の品質保証、生産管理は生産計画の策定及び進捗管理に加え、生産時に使用する金型・消耗品の管理を担当。

生産パフォーマンス指標などを作成する製造事務、財務・経理・労務などに付随する総務事務など、各部門に事務の仕事があります。営業職の内勤担当は営業事務の業務を担います。
書類の作成・整理、データ入力、電話・来客・メール応対など、仕事は多岐にわたりますが、どの部門の事務でも正確さとスピードが要求されます。