「精度が維持された、不良を出さない設備」、「加工状態の監視と流出防止」、「不具合再発防止策の徹底」といった努力により、当社では製品の最終全数選別を行なっていません。これはねじ業界では珍しいことです。
最終全数選別の項目は「ねじの寸法(長さ、太さ)」、「 ねじ山の有無」、「 頭部の大きさ」、「 めっきの有無」などがあります。
選別機で検出できない不良もあります。これらを選別しようとすると余計な時間がかかります。また、選別にかかるコストはお客様からもらえません。 こんなものに頼っていたら不良は減らないのです。
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不良品を作らない生産システム大量に生産されるねじ部品は、不良品や異品の混入物などを防止するには検査を厳重にし取り除く方法が一般的です。しかし、当社では「最初から不良品を作らなければ検査も必要なくなる」という考えから、最良の生産システムを追求しています。 品質は設備で作りこみます自主保全を徹底し、不具合の芽を製造工程の中で摘むことで、ねじ業界では不可欠とされる製品の全品検査を、興津螺旋では行っていません。この「検査ありきの製造工程」から脱却するための努力や姿勢は、幾つもの恩恵(メリット)にもつながっています。 設備管理で人的ミスも防ぎます興津螺旋の設備管理には機械だけでなく、関わる部署や人間すべても含まれる意味の広いものです。品質に関わる人的ミスの改善や、発注ミスといった人的ミスも無くすような仕組みや手順を追求しています。 |
●着実に実を結ぶTPM活動
●[ISO9001][ISO14001]の認証取得
コンプライアンスの重要性も意識しています大手企業の不祥事件が頻発する世の中だけに、企業の社会的責任への関心は日々高まっています。当社においても企業価値の増大を促す手段として、コンプライアンス体制の意識が今後重要になると考え、防止策などの検討を進めています。 |
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TPM活動、品質保証、環境保全
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優れたねじとは、JISに適合したねじとイコールではありません。お客様が使いづらいねじは品質が良いとはいえません。
当社では、お客様が満足できるねじのあるべき姿を追求し、独自の社内規格による管理を行なっています。
自分が顧客の立場であったなら、迷わず興津螺旋のねじを選ぶ…そんなモノづくりを目指します。
当社の製品は、同業他社製品と比較しても高い強度を持っています(15〜20%)
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お客様が安心して使用できるよう、コストをかけずに強度を向上することに成功しました。
磁性のないステンレスは食い付きが命です。
お客様が欲しいのはドライバビットに食いつくねじという信念から、当社では独自規格の食付き試験をおこなって食い付きの良いねじの開発を行っています。
目に見える場所に使用されるステンレスねじは お客様が期待する光沢を持たなければなりません。
当社では社内規格に則って、ねじの外観検査を行なっています。
袋詰め作業を行なう業者様のために、ねじ重量の均一化に取組んでいます。(多数の業者は計量により梱包するため)
当社の生産設備は、設備を操作するオペレーターがメンテナンスを行ないます。
専門の保全マンを配置するよりも、保全スキルを持ったオペレーターを育成する事により設備の性能を最大限に発揮させる事ができます。モータースポーツで言えば「レーシングドライバー兼メカニック」。興津螺旋の加工技術の秘密はここにあります。
「約束・ルールを守る」、「自分の立てた計画通りに実行できる」、「お客様のお役に立つ意識」、「情報や思いを他人に正しく伝えることができる」、「自分の目で確かめる」、「品格ある人(感謝の心と社会貢献)〜先祖、両親、家族、お客様、取引先様、同僚、先輩方、上司、部下、友人に感謝〜」…これらをモットーに優れた人を育て、優れた品質のねじをお客様にお届けしています。